Q&A
圧縮機・関連機器
コンプレッサの機種選定は、どうやって選定すればいいですか。
その空気量の10~20%を余裕として見込んでください。
その値とカタログ値を対比させ、算出空気量以上の機種から容量を選定してください。
それ以外に圧力、騒音、電圧・・・等を考慮する必要があります。
(1年使用の)圧縮機の圧力が上がらりません。原因と対策を教えて下さい。
原因としてレリーズ弁、ドレン弁からのエア漏れ、安全弁からのエア漏れ、
フィルタの目詰まり、ピストンリングの摩耗、アンローダ機構のロック等が考えられます。
1)エア漏れしている音があるか確認してください。
エア漏れであれば該当部品の交換をお願い致します。
2)フィルタの目詰まり
吸い込みフィルタの清掃をお願い致します。
3)ピストンリングの摩耗、アンローダ機構のロック
専門業者による点検を依頼してください。
注油口キャップが飛びました。原因と対策を教えて下さい。
原因としましては圧縮された空気がクランクケースに入りケース内圧が上がる事により発生します。
圧縮空気がクランク室に入る原因としましては主に次の2点が考えられます。
1)ピストンの破損(2段の場合は高圧側)
2)ピストンリングの摩耗
対策としましては、部品交換もしくは圧縮機本体の載せ替えが必要となります。
汎用レシプロコンプレッサの上限圧を下げる方法を教えてください。
圧力スイッチで上限圧を調整し、上限値と下限値の圧力差を調整します。
1)圧力調整
【手順】
・圧力スイッチの上部にある「ロックナット」を緩める
・ロックナットの上にある「圧力調節ねじ」を左回転 ⇒ 圧力が上がる。
・ロックナットの上にある「圧力調整ねじ」を右回転 ⇒ 圧力が下がる。
2)圧力差調整
【手順】
・圧力スイッチの側面にある「ロックナット」を緩める
・ロックナットの上にある「差圧調整ボルト」を左回転 ⇒ 圧力差が縮まる。
・ロックナットの上にある「差圧調整ボルト」を右回転 ⇒ 圧力差が広がる。
汎用コンプレッサの場合はこちらをご参照ください。
パッケージコンプレッサの場合はこちらをご参照ください。
※危険ですので圧力は購入時の上限圧以上にはしないでください。
安全弁の操作方法等について教えてください。
テスト方法
1.常用使用圧力内での空気漏れの確認。
2.常用使用圧力で安全弁のシャフトをプライヤー等でつかみ軽く上方法に引っ張りシャフトが動き
圧縮空気が吹き出すことを確認。
※急激に空気が開放され大きな音がしますのでご注意願います。
第2種圧力容器に該当する要件を教えてください。
ボイラー及び圧力容器安全規則(第二種圧力容器)の法的概要
1)最高使用圧力が0.2MPa以上で内容積40L以上の容器
2)最高使用圧力が0.2MPa以上で胴内径200mm以上でかつ胴長1000mm以上の容器
※定期検査は自主点検となります。
ドライヤ点検ランプ゚が点灯し運転停止しています。原因と対策を教えてください。
原因としては主に周囲温度が高い場合に発生します。またコンデンサが目詰まりしている可能性もあります。
対策としましては下記の対応をお願い致します。
1)熱源から離す。
2)コンデンサを清掃(エアブロー)
3)瞬時停電、電源の瞬時開閉等が原因の場合は3分間隔をあけて再運転する。
塗装機器・関連機器
スプレーガンの先端から塗料が垂れます。原因と対策を教えてください。
塗料ノズルまたはニードル弁の金属シールに不具合が発生していると思われます。
部品交換をお勧め致します。
スプレーガンを洗浄するときはシンナーに全体を漬けて洗浄しても良いですか。
シール部にニトリルOリングを使用している為、シンナーに全体を漬けないでください。
F110-G20を部品交換でF110-G15にできますか。
空気キャップ、塗料ノズル、ニードル弁セットを交換頂く事で変更は可能です。
※交換が必要なものは機種により異なります。
吸上式のスプレーガンを圧送式のスプレーガンとして使用する事は可能ですか。
塗料噴出量が多くなり噴霧粒子が粗くなるが使用は可能です。
※逆に圧送式のスプレーガンを吸上式のスプレーガンとして使用する事はできません。