LCC(Life Cycle Cost:生涯コスト)の研究
LCC(生涯コスト)に着目し、ランニングコスト低減を重視した製品づくりをめざします。
要旨
meijiはコンプレッサ・スプレーガンといった耐久生産財を80年にわたり生産・販売してきました。長年使っていただくこれらの製品のあるべき姿(仕様)は何か、又ユーザーによって一番お得な仕様は何かを追究した結果、当然のことですが、次の結論に達しました。
『meijiの製品がユーザーに購入されて長年使用頂き、その後廃却されるまでの生涯コスト(Life Cycle Cost)が最小になること、それは購入時のイニシャルコスト(Ci)が最小になることではない。』
LCC(Life Cycle Cost:生涯コスト)の中身
イニシャルコスト(Ci) | 購入費 |
---|---|
ランニングコスト(Cr) | 運転・使用費 |
メンテナンスコスト(Cm) | 維持管理費 |
設備費 | 関連設備・付帯設備費 |
償却費 | 税務上の償却費 |
環境改善・維持費 | 運転・使用場所の環境の改善・維持に要する費用。 |
LCC重視のF製品(Final Product:究極の製品)つくり。
『LCCを最小に!』を目指した製品をmeijiはF製品(Final Product:究極の製品)と名づけ『高価格でも最終的にはユーザーにお得なもの!』をユーザーに提供していきます。
LCC表
LCCの内の大略をCi・Cr・Cmが占めるので、簡略化するため、LCCに代替して下記のごとくCtを規定
Ci+Cr+Cm=Ct(Total Cost:総コスト)
・A(黒)従来機(他社)Ct・・・・・・・・Ci低い
・B(緑)meijiのF製品Ct・・・・・・・・・Ci高い
- CiはCtの概ね10%前後となる。
- A、BのCiの差額はLCC(Life Cycle Cost:生涯コスト)の10~20%の期間(Lifeを10年とすれば1~2年)で償却可能。
・従来機(他社)・・・・・・Ciは安くても、Ctは高い
・meiji F製品・・・・・・・・Ciは高くても、Ctは安い